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NEXTDREAMERS-3rd
STORY BOOK
No.1 『Alive!』
【ストーリー】
気候変動の影響で、生態系が壊れていく地球。
そして核戦争により廃墟と化した地球20XX年。
そこに生き残った人間は、奴隷と呼ばれ身を潜め息を殺し生きていた。そしてヒトに代わりこの地球を支配していたのは、サイボーグ化したAIだった。
不審な物体を発見したとの報告を受け、兵士達が回収に出向く。
回収された不審物体が、おもむろに動き立ち上がる。
そして「俺は人間に捨てられた、銃のウォールだった」と名乗る。
人間は奴隷だというサイボーグの言葉に戸惑うウォール。ウォールの体から放出される物体に興味を持ったサイボーグ達は、ウォールの話に耳を傾けはじめる。
戦争を重ね、やっとめぐり逢った仲間達と、天災に見舞われ、離れ離れになったウォール。
呪われた銃として命が尽きようとしていた時、一人の青年と出会う。
人間を憎んでいたウォールだったが、その青年に銃ではない『誰かの役に立つ新しいモノ』に作り変えてもらい、人間を信じてみようと思った過去を語る。
冷酷なサイボーグ達は、ウォールを処理することを決定する。最後が近づく時、ウォールが問いかける。
「さっきから番号で呼び合ってるが、名前はないのか?」と。
サイボーグ達は、「名前? なんだ、それは」と相手にしない。
ウォールは「俺を殺してもいいが、俺の中に埋め込まれたチップを確認しろ。お前達が知るべきことを俺は託されている」と言い、最期を迎える。
ウォールの中にあったチップの映像が流れる。
サイボーグを生み出した安村博士の遺言メッセージが映し出される。
博士は、幼くして亡くなった三人の娘の名前をサイボーグにつけていた。
そして、この地球のため、全ての人達の役に立って欲しいという思いが語られる。
メッセージの最後は「父さんと母さんより」と結ばれていた。
リセットされ、全てを忘れていたサイボーグ達は、大切な人、その言葉を思い出す。
『世界でたった一つの大切な名前』
それは宝物…。
No.2『星になった仲間たち』
【前置き】
2019年から2020年にかけて起こった、オーストラリア森林火災により、何万頭ものコアラやカンガルーが犠牲になりました。
近年では、世界の各地で大規模な森林火災が起こり、
深刻な状況が続いています。
【ストーリー】
森林火災により、逃げまどう動物達。
手足が焼けて、身動きが取れなくなったコアラのルイは、熱く燃えるユーカリの木の上で死を覚悟していた。
コアラ探索犬のベアに見つけられ、勇敢な女性に助けられたルイは、病室で目を覚ます。
何も覚えてないと言うコアラのルイに、助けられた時にペットボトルの水をかけられて泣いていた話をするベア。互いに仲良くなる。
死を前に、自身のルーツを思い起こすルイ。
ずっと遠い昔、親を亡くした男の子だったこと。
住む家もなく、食べ物もなく、着替えもなく村中の人に嫌われ、水も飲めずに死んでしまったこと。
そして、そんな男の子を哀れに思った森の精霊に『コアラ』の姿にしてもらった、遠い遠い前世の記憶。
コアラになってからはアボリジニ(オーストラリア原住民)の人々と共に生きた楽しい記憶。
大火傷を負ったコアラのルイの映像を取り上げたニュースは、探索犬ベアの活躍と共に、世界中に発信され、大きな話題になった。
ルイを見舞うために、学生達が病院に押しかける。
ルイに謝る学生達…。
人間のエゴによる地球温暖化の影響で起こった森林火災。
学生達が「コアラをいじめると、干ばつになるという伝説がある」と語る。
学生達、ベアに見守られながら「今度生まれ変わったら、星になりたい」と深い眠りにつくルイ。
森の精霊、星の精に迎えられ旅立つルイ。
学生達は未来のため、誓いを新たにした。
No.3『メロディ・オン・ブルー』
【前置き】
とあるお屋敷に住む裕福な一族の20年間を、執事目線で描いたハートフル・コメディです。
【ストーリー】
高校を卒業後、執事見習いとしてお屋敷で働き始めた執事。
主な仕事は、長男と、三つ子姉妹の面倒をみること。
会社を経営する、屋敷の主人である父親は留守が多く、奥様である母親は数年前に亡くなっていた。
今日も、執事見習いが留守にしたとたん、長男と三つ子姉妹のバトルが始まった。
いつも元気な三姉妹だが、亡くなった母親を思い出すと寂しさが込み上げてくる。そんな妹を気遣い、本を読み聞かせする兄。だがこの日、三姉妹は落雷により視力を失ってしまった。
それから15年の月日が流れ、成長した長男と三姉妹が登場する。ほどなく長男も視力を失い、父親の経営する会社への野心もない彼は、のんびり趣味のホルンを吹いている。三姉妹のもっぱらの日常は、持ち前の想像力を駆使して、ドラマのような人生を演じること。今日も、自らが書き上げた台本の主人公の座を巡りバトルが繰り広げられている。
それから、さらに10年の月日が流れ、長男と三姉妹には、そっくりな子供達が誕生していた。今日は祖父の誕生日。相変わらずの騒がしいバトルに祖父が一喝する。「せめて、今日くらい普通の家族のように祝っておくれ」と。
孫達を中心に、祖父への感謝を歌い上げる一族。
「誰かと比べる必要ない。幸せは、自分次第。
それが我が家のルール!
人生それは、ステージ。主役を演じるのは、そう。あなた!」
No.4『Be yourself』
今回のゲストは、ドラァグクイーンのエスムラルダさんです。
エスムラルダさんは、思春期の時に男の子が好きな自分に気がついたそうです。
大人になり、自分の恋愛対象などを友人に伝えることができ、自分らしく生きて行くきっかけになったそうです。
【GLORY】-歌詞-
ヘイ ヒーローズ‼︎
君は敗者なんかじゃない
どれだけの苦悩を背負って立っているのか
ヘイ ヒーローズ‼︎
君こそ本当の勝者
その美しい魂こそが僕らを導くよ
ドンビーアフレイド
このまま僕らは立ち止まってはいられない
全て脱ぎ捨てて生まれ変わるんだ
GLORY GLORY GLORY GLORY
この手で掴むんだ
栄光の人生を
激しく(激しく)強く(強く)
自分らしく真っ直ぐに生きて
激しく(激しく)強く(強く)
この手で掴め
栄光の人生を
チェンジ ユア セルフ
人も羨む名声 手にしても
ホンモノじゃなけりゃ何か足りない
虚しいだけ
チェンジ ユア セルフ
君自身の中にある
無限の力を目覚めさせるんだ今
ビーザシャイン
このまま僕らは立ち止まってはいられない
そうさ ここから僕らの道は続いていく
※繰り返し
No.5『espressivo』
音のない世界で生き、演じる表現者たち。
その研ぎ澄まされた感性が、パートナーを組む表現者と共鳴し生まれる『情熱のパフォーマンス』
本年は東京でデフリンピックが開催され、さらに注目を集めることでしょう。
【ストーリー】
23歳のマキは、大学のサークルで出会った仲間たちと劇団を立ち上げ、アルバイト生活を送りながら脚本を書いている。劇団を率いるのはマキの恋人であるツカサ。
劇団の他のメンバーは、社会人でもあり、立ち上げ当初の熱量を失いかけていた。劇団の再起をかけ、新しい作品を提案するマキ。
そんなマキに冷ややかな視線を送るツカサは、アドバイザーとして、大先輩のアスカを招き、新作のヒロインに、マキではなくサエコを指名する。
仲間達はサエコを祝福し、飲み会へと。
尽くしてきたツカサや仲間たちに裏切られた思いのマキは、周りの音が聞こえないほどのストレスを受け、過呼吸に…。
一か月後の稽古場。
マドンナ的な美しさと、意識の高いサエコは、地味めのマキとは正反対で華がある演技を披露する。
もはや、この稽古場でのマキの役割は、掃除や音出しくらいしかない。居場所を追われたマキは、追い詰められ飲酒と、睡眠薬のオーバードーズに陥っていた。
この日、マキは皆の帰った稽古場でオーバードーズし、一人呑んだくれていた。
幻覚となって現れる、もう一人のマキは、地獄からの使者のようにマキを闇の世界へと引きずり込む。
そこへ現れる、アスカ。マキより年齢がかなり離れたアスカにマキは甘え切っていた。製薬会社に勤めるアスカは、相談に乗っているうち、ねだられるまま、いつしかマキのために大量の睡眠薬を手に入れ渡すようになっていた。そんなアスカをツカサと間違えて抱きつくマキ。そこへツカサが…。対立するアスカとツカサ。マキは、最期の力を振り絞りツカサへの深い思いを語り、息を引き取る。
念願の授賞式で記者に囲まれるツカサ。
ツカサの恋人だったマキの死を追及する記者。
いつしか授賞の言葉は、号泣となり独白劇が始まる!
『ある日、出会ったこの世界の闇を支配する『王』と名乗る男。
持ちかけられた取引。この賞。手に入れるために差し出せとせがまれたのは、愛するマキ!
俺は、欲に目がくらみ、それが何を意味するのか考えずに契約を結んだ…。』
マキを想い、号泣するツカサ。
そこへ現れる死んだマキ。
ツカサと同じく『闇の王』と出会ってしまったマキ。
マキからのツカサと仲間たちへの悲しくも深い愛のラストメッセージ!
「あなたは、私のすべてだった‥」
No.6『マイ・ドリーム』
実在の場面緘黙症(かんもくしょう)のヒロインが演じる事実に基づいた、青春学園ミュージカル。
【ストーリー】
AL学園の生徒会長と副会長からの発表で、文化祭での出演者を募集することが告知されると、ざわつきはじめる学園生たち。
文化祭は、地域をあげてのイベントであり、生徒会長のサトシにとって一番気合の入る行事である。
ある日、誰もいない教室でこっそりと歌うノアの歌声を聴いて、感動するサトシ。
なんとかノアに文化祭に出て欲しいと、追いかけ回して懇願するが逃げられてしまう。
サトシは、話すことができないノアの胸のうちを、どうしても知りたくて、歌で呼びかける。
二人は歌で会話をはじめる。
「私、人前では話すことできないの。
そんな私を心配したおばあちゃんが、ミュージカルスクールに連れて行ったの。」
ノアに近づくためにミュージカルスクールに通いはじめるサトシ。
そこには、きらびやかに歌い踊るレッスン生達に混じり、副会長のミリがいた。
サトシを見て、露骨に嫌がるミリ。ミリは親友のノアを守るためにサトシを遠ざけようとしていた。
そんなミリに対して、先輩達は
「ノアは自分の殻を破りたい。人前で歌えるようになりたいと努力しているのだから、親友のあなたが応援してあげようよ。」と背中を押す。
ミリはノアに語る
「幼い頃ここで出会った、初めてできた親友。
何もしゃべってくれなくても、心通じ合った。」
ノアも応える
「いつしか何でも言い合えた。
私の大切な心友。」
次々と、絆を確かめ合う仲間たち。
互いへの感謝の気持ちを伝え合う。
「ありがとう。あなたがいてくれたから…。」
「ありがとう。仲間がいてくれたから…。」
「ありがとう。ずっと一緒にいてね。」
文化祭の当日。
サトシの願いが叶い、AL学園のラストの出し物のセンターにはノアの姿があった。
ノア達への応援で、全てを出し切ったサトシは叫んだ。
「僕は、AL学園が…この瞬間が大好きだ〜!」
みんなで一緒に歌おう!
【カーテンコール・ラストの歌】
-Be yourself 歌詞-
Be yourself
(ビーユアセルフ)未来は
Be yourself 僕らが
Be yourself 作るんだ
苦しみ乗り越えて
Be yourself 夢を
Be yourself 追い求めて
Be yourself どこまでも
走り続ける
believe in myself
(ビリーブインマイセルフ)
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